食事バランスガイドを活用して健康になろう

食事は健康を支えるうえで最も重要なポイントのひとつです。食事バランスガイドは誰でも簡単に利用できるので、ぜひ活用してもらいたいものです。



サイトトップ > 食事バランスガイドの背景と概要

スポンサードリンク

食事バランスガイドを活用して健康になろう

食事バランスガイドの背景と概要


食事バランスガイドの起源は、1974年のスウェーデンで食品を大きく分類してそれぞれの摂取量の目安をピラミッド状に図示したものがスタートとなっているようです。この図表は世界各国でも作成され、主食である炭水化物に比重が置かれているのが特徴的です。


日本ではテレビで紹介されてから広く認知されるようになりました。厚生労働省と農林水産省が共同で取り組んだのは2005年6月のことで、ここでは生活習慣病の予防を目的とした日本「食生活指針を具体的に実践するツールとして策定されました。


これは食糧自給率の向上も目的で、食育の重要な一環です。2006年には、「妊産婦のための食事バランスガイド」も追加されました。


農林水産省の設定した「食事バランスガイド」では、主食、副菜、主菜というように日本の伝統的な分け方を採用しています。バランスガイド図の層状に区切られたコマのイラスト中には主食、副菜、主菜、牛乳&乳製品、果物の5項目が示され、各グループの摂取量の目安が記載されています。


2002年のデータでみると、生活習慣病の人が多いのがわかります。高血圧が約3100万人、高脂血症(脂質異常症)が約3000万人、糖尿病の可能性がある人は約1620万人ということで、何と人口の約半分に相当する47%がこの3つのどれかに該当しているのです。


この3つの生活習慣病の人の多くは果物の摂取が制限される必要があり、特に糖尿病では果物は1単位に制限されています。「果物を2つ」というのは健康な場合に限定され、高脂血症や動脈硬化性では肉より魚、大豆、野菜からの栄養に重点を置く必要があるとされ、このように特定の疾患での食事については注意しなければなりません。


食事バランスガイドを活用して健康になろう